1.3 TypeScriptの基本的な文法
前回はTypeScriptのインストール方法について学びました。今回は、TypeScriptの基本的な文法について学んでいきましょう。
1.3.1 変数の宣言と代入TypeScriptでは、変数を宣言するためにlet
とconst
を使用します。let
は再代入可能な変数を宣言するために使用し、const
は再代入不可能な変数、つまり定数を宣言するために使用します。
let name = "John";
const age = 25;
1.3.2 関数の宣言
TypeScriptでは、関数を宣言するためにfunction
キーワードを使用します。また、アロー関数も利用可能です。
function greet(name: string): void {
console.log(`Hello, ${name}!`);
}
const greet = (name: string): void => {
console.log(`Hello, ${name}!`);
}
1.3.3 クラスの宣言
TypeScriptでは、クラスを宣言するためにclass
キーワードを使用します。クラス内部には、プロパティとメソッドを定義できます。
class Person {
name: string;
age: number;
constructor(name: string, age: number) {
this.name = name;
this.age = age;
}
greet(): void {
console.log(`Hello, my name is ${this.name} and I am ${this.age} years old.`);
}
}
以上がTypeScriptの基本的な文法です。次回は、TypeScriptの型システムについて学んでいきましょう。