今回の内容
1.6 TypeScriptの高度な型について
前回、TypeScriptの基本的な型について学びました。今回は、TypeScriptの高度な型について詳しく見ていきましょう。
1.6.1 Union型Union型は、2つ以上の型を組み合わせた型を作成することができます。これにより、変数が取りうる値の範囲をより詳細に制御することができます。
let id: number | string;
上記のコードでは、id
変数はnumber
型またはstring
型の値を取ることができます。
Literal型は、変数が取りうる値を具体的な値に制限することができます。これにより、特定の値のみを許可する変数を作成することができます。
let dayOfWeek: 'Sunday' | 'Monday' | 'Tuesday' | 'Wednesday' | 'Thursday' | 'Friday' | 'Saturday';
上記のコードでは、dayOfWeek
変数は曜日の名前の文字列のみを取ることができます。
型エイリアスは、新しい名前を既存の型につけることができます。これにより、複雑な型を簡単に扱うことができます。
type Person = {
name: string;
age: number;
};
let john: Person = {
name: 'John Doe',
age: 25
};
上記のコードでは、Person
という名前の型エイリアスを作成し、それを使用してjohn
変数を宣言しています。
以上が、TypeScriptの高度な型についての基本的な説明です。次回は、TypeScriptのジェネリクスについて学んでいきましょう。