例えば、ある体操選手がいて、懸垂ができるとする。
他にもぶら下がったまま、腹筋の力で足を上げていき、L字型にしたり、さらにそのまま足を上に持ち上げてV字型にできるとする。
なんなら、ゆ〜っくりゆっくり、逆上がりもできるとする。
例えば、ある小学1年生くらいの子どもがいて、腕には全然筋肉もなく、腹筋もしっかりしてるようにはみえなくて、なんなら走ればたどたどしい。
そんな子どもが、逆上がりが出来たとする。
すばらしい。
筋肉もあまりないのに、身のこなしだけで、逆上がりができるなんて。
ある体操選手は、その子どもをみてびっくりしえ褒め称えるとする。
しかしここには抜けて落ちた大切な視点がある。
その体操選手が負けたわけではないのだ。
その子どもの可能性は無限大だ。
それは紛れもない事実である。
ただ忘れてはいけないのは、それとこれとは話が別だということである。