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未来のHHKBを検討している自分へ。※ 手放した話です

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HHKBというキーボードがある。キーボード中ではかなり人気の部類だと思う。無駄のないスタイリッシュなフォルム。値段も3万5千円くらいする。とにかく形といういうか、たたずまいが好きで、1年ほど前にまた買ってしまった。"また"というのは、実は以前も持っていたからだ。確か5年くらい前だったか。そのときもそのフォルムにひかれて使い始めた。しかし何が理由だったか覚えてないが、売ってしまった。

それから4年くらい間をあけて、1年ほど前にまた買った。ちょうど新しいモデルがでタイミングだった。やっぱりフォルムが好きすぎる。HHKBには無刻印モデルというのがあって、キーに何も印字されてないモデルがある。前回も今回もこのモデルを選んでいる。フォルムのよさと相まってさらにシュッとする。それに加えてこのキーボードは打鍵感も最高にいい。もう言うことなしだ、、とやっぱり思えるんじゃないかと思って、1年前に買った。一回手放していたので、ちょっと心配で店頭で打鍵感を試せるところに行って試し打ちもした。いつもの作業をイメージしながら試し打ちをして、あーこれは最高にいいわーと、2回目の購入に踏み切った。あれから1年間たったが、累計100時間くらいしか使ってないと思う。デスク周りには置いていたので、定期的に使ってみるもやっぱり別のキーボードに移ってしまう。HHKBにはすっきりしたキー配置の分、矢印キーがなかったりちょっと不便な点がある。でもこれはショートカットでなんとかなる。じゃあ結局何が僕をHHKBから遠ざけるのか。それは、、

スペースキー、、、
スペースキーが、、、重い。。

重い。横長の分重くなっている。いやこれはHHKBに限らずRealForceも重い。RealForceは明確にそれが理由で2年ほど前に手放している。だから実は今回HHKBの試し打ちしに行ったときにスペースキーの重さを全力で感じよう意識していた。しかし購入に片足を踏み入れた状態では、やや重いスペースキーはびっくりするくらい軽かった。買って1ヵ月くらいでうすうす気づいていたのかもしれない。1年くらいだましだまし使ってきた。いつかフィットするかもしれない。でも2ヵ月くらい間があいて、久しぶりにに使ったときに確信に変わった。親指のダメージが気になる。そももそもスペースキーをおす親指は他のキーと違ってキーに対して斜めになっている。手の構造上仕方がないが、とにかくキーボードに対する角度がもともとよくない。ねじれた力の加わり方に感じてしまう。キーが重いとそれに拍車がかかる感じになる。気にならない人にとっては気にならないだろう。僕も気にならないうちは気になっていなかったのかもしれない。でももう気になってしまう。手放すことにした。

使わなくなったガジェットや機材はよく売るので、今回も普段通り出品して梱包した。でもなぜかそんなに長時間使ったわけではないのに、別れが寂しい気がした。がんばって向き合おうとしてきたからかもしれないし、ただフォルムが好きだったからだけなのかもしれない。3回目はもうないぞ。スペースキー軽くないぞ。3度目の正直とか言ってんじゃねーぞ、と。未来のHHKBを検討している自分へ。

最終更新: 2022/01/27 12:33